河原酢造について

営業の特色
現在、市場に流通する大半の酢は醸造アルコールを主体に造られたものがほとんどです。醗酵法も機械で強制的に醗酵をすすめ、通常、数か月かかる醗酵を瞬時に終わらせてしまいます。効率・価格などメリットと言われる面もあるかもしれませんが、酢本来の美味しさをご存知ない方は少なくありません。
河原酢造は米だけを原料に酒を造り、その酒をもう一度醗酵させて酢にします。
酒造り、酢造り共に本来の伝統製法を用いて、時間をかけてつくることで、米の味わいを活かし風味豊かな酢を造ることを心がけています。
また、原料の一部(全原料の約1/3)を自社栽培しています。有機認証を取得し、農薬を一切使用しない栽培を行っています。

>>会社概要
醸造

酢について
「酢は最古の調味料」と言われるほど、大昔から存在しています。世界各地でその土地の気候風土にあった作物から酒が造られ、そこから酢も造られてきました。
酢の原料は何か?どうやって造られているのか?ご存知ない方は少なくありません。現在、市場に流通する大量生産品は廉価と引き替えに酢本来の香りや味にはほど遠いものがあります。多種多様な調味料が存在する昨今、酢の果たす役割はごくわずかなのかもしれません。
しかし、より良い原料を選りすぐり、時間のかかる本来の製法で造られた酢を、一度お試し頂ければと思っています。
量産品にはない、まろやかな味わいがあります。「酢のツンとくる酸味が苦手」「酢の物を食べるとムセてしまう」という方は老梅をお試しください。穏やかで豊かな酸味は酢の印象を変えてくれると思います。
また、米だけを原料に造られた酢の独特の香りを嫌う方も多くいらっしゃいます。米に由来する“ムレ臭”という香りで、その臭い故に純米酢を敬遠される方もおられます。老梅はムレ臭がなく、フルーティで爽やかな香りが特徴です。酢の味が直接的に感じられるシンプルな酢の物でお召し上がりいただけると、その違いが如実にお分かり頂けると思います。

酢の酸味を上手に活かせれば、食卓の幅は大きく広がります。濃厚な味付けをしなければ美味しいと感じられない風潮が見受けられます。濃厚=美味という点は否定しませんが、過度な糖分・塩分・油分の摂取は健康を害します。
酸味で味の奥行きをもたらす工夫をしていただければ幸いです。肉・魚・野菜などの炒め物・煮物の仕上げにわずかに酢を加えるだけでも、グンと仕上がりがよくなります。
豊富な地下水

越前大野について
河原酢造は福井県の東部、大野市にあります。盆地で標高が高く、冬場は厳しい寒さと雪に見舞われます。決して住みやすい土地ではないかもしれませんが、この環境は同時に豊富な地下水をもたらしてくれます。市民の多くは家庭に井戸を持ち、地下水を汲み上げて煮炊き洗濯に利用しています。蛇口からミネラルウォーターが出てくる環境の特異さを私自身、町の外に出て、はじめて気付かされました。
老梅の原材料の大半は水です。地下からくみ上げた清らかな水は老梅の品質の一翼を担っています。